チャート定数
チャートのさまざまなプロパティを記述する定数は、次のグループに分類されます。
- イベントの種類 – チャート操作時に起こるイベント
- チャート時間軸 – 内蔵された標準期間
- チャートプロパティ – チャート関数のパラメータとしてつかわれる識別子
- 位置定数 – ChartNavigate() 関数のパラメータ値
- チャート表示 – チャート外観の設定
チャートイベントの種類
事前定義された OnChartEvent() 関数を使用して処理出来るイベントには 11 種類あります。カスタムイベントには CHARTEVENT_CUSTOM 以上 CHARTEVENT_CUSTOM_LAST 以下の 65,535 の識別子が提供されています。カスタムイベントの作成には EventChartCustom() 関数が使用されます。
ENUM_CHART_EVENT
ID |
説明 |
CHARTEVENT_KEYDOWN |
キーストローク。 |
CHARTEVENT_MOUSE_MOVE |
マウスの移動、マウスクリック(チャートで CHART_EVENT_MOUSE_MOVE=true の場合)。 |
CHARTEVENT_MOUSE_WHEEL |
マウスホイールの押下やスクロール (チャートでCHART_EVENT_MOUSE_WHEEL=True)。 |
CHARTEVENT_OBJECT_CREATE |
作成されたグラフィックオブジェクト(チャートで CHART_EVENT_OBJECT_CREATE=true の場合)。 |
CHARTEVENT_OBJECT_CHANGE |
プロパティダイアログで変更されたグラフィックオブジェクトのプロパティ。 |
CHARTEVENT_OBJECT_DELETE |
削除されたグラフィックオブジェクト(チャートで CHART_EVENT_OBJECT_DELETE=true の場合)。 |
CHARTEVENT_CLICK |
チャートのクリック。 |
CHARTEVENT_OBJECT_CLICK |
グラフィックオブジェクトのクリック。 |
CHARTEVENT_OBJECT_DRAG |
グラフィックオブジェクトのドラッグアンドドロップ。 |
CHARTEVENT_OBJECT_ENDEDIT |
Edit グラフィックオブジェクトのテキスト編集の終了。 |
CHARTEVENT_CHART_CHANGE |
プロパティダイアログでのチャートサイズやチャートプロパティの変更。 |
CHARTEVENT_CUSTOM |
カスタムイベントの範囲からのイベントの初期番号。 |
CHARTEVENT_CUSTOM_LAST |
カスタムイベントの範囲からのイベントの最終番号。 |
OnChartEvent() 関数の入力パラメータはイベントの種類ごとにイベント処理に必要とされる一定の値を有しています。パラメータで受け渡しされるイベントと値は以下の表に記載されています。
イベント |
id パラメータ値 |
lparam パラメータ値 |
dparam パラメータ値 |
sparam パラメータ値 |
キーストロークイベント |
CHARTEVENT_KEYDOWN |
押されたキーのコード |
繰り返し回数(ユーザのキーの長押しがキーストロークの繰り返しとみなされた場合の繰り返し回数) |
キーボードボタンの状態を記述するビットマスクの文字列値 |
マウスイベント(チャートで CHART_EVENT_MOUSE_MOVE=true の場合) |
CHARTEVENT_MOUSE_MOVE |
X 座標 |
Y 座標 |
マウスボタンの状態を記述するビットマスクの文字列の値 |
マウスホイールイベント (チャートでCHART_EVENT_MOUSE_WHEEL=trueの場合) |
CHARTEVENT_MOUSE_WHEEL |
キーとマウスボタン、マウスポインタのX座標とY座標の状態のフラグ。下の例の説明を参照してください。 |
マウスホイールスクロールのデルタ値。 |
— |
グラフィックオブジェクトの作成イベント(チャートで CHART_EVENT_OBJECT_CREATE=true の場合) |
CHARTEVENT_OBJECT_CREATE |
— |
— |
作成したグラフィックオブジェクトの名称 |
プロパティダイアログでのオブジェクトプロパティ変更イベント |
CHARTEVENT_OBJECT_CHANGE |
— |
— |
変更したグラフィックオブジェクトの名称 |
グラフィックオブジェクト削除イベント(チャートで CHART_EVENT_OBJECT_DELETE=true の場合) |
CHARTEVENT_OBJECT_DELETE |
— |
— |
削除したグラフィックオブジェクトの名称 |
チャート上でのマウスクリックイベント |
CHARTEVENT_CLICK |
X 座標 |
Y 座標 |
— |
チャートに属するグラフィックオブジェクトでのマウスクリックイベント |
CHARTEVENT_OBJECT_CLICK |
X 座標 |
Y 座標 |
イベントが発生したグラフィック•オブジェクトの名称 |
マウスを使用してグラフィックオブジェクトのドラッグイベント |
CHARTEVENT_OBJECT_DRAG |
— |
— |
移動したグラフィックオブジェクトの名称 |
LabelEdit グラフィックオブジェクトの入力ボックスでのテキスト編集完成のイベント |
CHARTEVENT_OBJECT_ENDEDIT |
— |
— |
テキスト編集が完成した LabelEdit グラフィックオブジェクトの名称 |
チャートサイズの変更イベントやプロパティダイアログを通したチャートのプロパティの変更 |
CHARTEVENT_CHART_CHANGE |
— |
— |
— |
N 番号を使用したユーザイベントID |
CHARTEVENT_CUSTOM+N |
EventChartCustom() 関数で設定された値 |
EventChartCustom() 関数で設定された値 |
EventChartCustom() 関数で設定された値 |
例:
#define KEY_NUMPAD_5 12 |
CHARTEVENT_MOUSE_MOVE イベントでは、キーボードとマウスボタンの状態に関する情報が sparam 文字列パラメータに含まれています。
ビット |
説明 |
1 |
マウスの左ボタンの状態 |
2 |
マウスの右ボタンの状態 |
3 |
SHIFT ボタンの状態 |
4 |
CTRL ボタンの状態 |
5 |
マウスの中央ボタンの状態 |
6 |
マウスの追加ボタン 1 の状態 |
7 |
マウスの追加ボタン 2 の状態 |
例:
//+——————————————————————+ |
CHARTEVENT_MOUSE_WHEEL イベントの場合、lparamパラメータとdparam パラメータは Ctrlキー及びShiftキー、マウスボタン、カーソル座標、およびマウスホイールのスクロール値の状態に関する情報を含みます。より良い理解のためには、このエキスパートアドバイザーをチャート上で実行し、マウスホイールをスクロールしながら、異なるボタンを押しながらコードに記載されているキーを押し続けます。
下記はCHARTEVENT_MOUSE_WHEELイベント処理の例です。
//+——————————————————————+ if(str_keys!=“”) |
チャート時間軸
事前定義されたチャート時間軸の全ては、一意の識別子を持っています。PERIOD_CURRENT 識別子は、MQL5 プログラムが実行されているチャートの現在の期間を意味します。
ENUM_TIMEFRAMES
ID |
説明 |
PERIOD_CURRENT |
現在の時間軸 |
PERIOD_M1 |
1分 |
PERIOD_M2 |
2分 |
PERIOD_M3 |
3分 |
PERIOD_M4 |
4分 |
PERIOD_M5 |
5分 |
PERIOD_M6 |
6分 |
PERIOD_M10 |
10分 |
PERIOD_M12 |
12分 |
PERIOD_M15 |
15分 |
PERIOD_M20 |
20分 |
PERIOD_M30 |
30分 |
PERIOD_H1 |
1時間 |
PERIOD_H2 |
2時間 |
PERIOD_H3 |
3時間 |
PERIOD_H4 |
4時間 |
PERIOD_H6 |
6時間 |
PERIOD_H8 |
8時間 |
PERIOD_H12 |
12時間 |
PERIOD_D1 |
1日 |
PERIOD_W1 |
1週間 |
PERIOD_MN1 |
1ヶ月 |
例:
string chart_name=“test_Object_Chart”; |
時系列識別子 #
時系列識別子はiHighest()及びiLowest()関数で使用されます。これらは
ENUM_SERIESMODE列挙体の値と等しくなれます。
識別子 |
説明 |
MODE_OPEN |
始値 |
MODE_LOW |
安値 |
MODE_HIGH |
高値 |
MODE_CLOSE |
終値 |
MODE_VOLUME |
ティックボリューム |
MODE_REAL_VOLUME |
実のボリューム |
MODE_SPREAD |
スプレッド |
チャートプロパティ
ENUM_CHART_PROPERTY 列挙の識別子はチャート操作の関数のパラメータとして使用されます。「プロパティ型」欄にある r/o は read-only の略で、プロパティが読み込み専用で変更不可能であることを意味します。「プロパティ型」欄にある w/o は write-only の略で、プロパティが書き込み専用で受信不可能であることを意味します。特定のプロパティにアクセスする際には、チャートサブウィンドウの番号を示す追加パラメータ修飾子(修飾子)を指定する必要があります。0 はメインチャートウィンドウを意味します。
チャートのプロパティを定義する関数は、実際にチャートに変更コマンドを送信するのに使用されます。これらの関数が正常に実行された場合、コマンドがチャートイベントの共用キューに追加されます。チャートの変更は、チャートイベントのキューの処理時に実装されます。
従って、これらの関数の呼び出し後の、チャートの即時の視覚更新は期待出来ません。一般的には、チャートは、新たな相場の到着やチャートウィンドウのサイズ変更などの変更イベントの後に、端末によって自動更新されます。強制的にチャートを更新するには ChartRedraw() 関数を使用します。
ChartSetInteger() 及び ChartGetInteger() 関数
ENUM_CHART_PROPERTY_INTEGER
ID |
説明 |
プロパティ型 |
CHART_SHOW |
価格チャートを描画します。falseの場合、時間および価格スケール、クイックナビゲーションバー、カレンダーイベントラベル、取引ラベル、インディケータおよびバーツールヒント、インディケータサブウィンドウ、ボリュームヒストグラムなどの価格チャートの属性は無効にされ、すべてのチャート境界のインデントが削除されます。 図面を無効にすることは、グラフィカル リソースを使用してカスタムプログラムインターフェイスを作成するための完璧なソリューションです。 グラフィックオブジェクトはCHART_SHOWプロパティ値にかかわらず、常に描画されます。 |
bool |
CHART_IS_OBJECT |
チャートオブジェクト( OBJ_CHART )を識別し、グラフィックオブジェクトにはtrue を返します。チャートの場合falseを返します。 |
bool r/o |
CHART_BRING_TO_TOP |
他のチャートの上に重ねてチャートを表示します。 |
bool w/o |
CHART_CONTEXT_MENU |
右クリックでコンテキストメニューへのアクセスを有効/無効にします。 CHART_CONTEXT_MENU=falseの場合、チャートのコンテキストメニューのみが無効になります。チャート上のオブジェクトのコンテキストメニューは利用可能なままです。 |
bool (デフォルトはtrue) |
CHART_CROSSHAIR_TOOL |
中クリックで Crosshairツールへのアクセスを有効/無効にします。 |
bool (デフォルトはtrue) |
CHART_MOUSE_SCROLL |
マウスの左ボタンを使用してチャートを水平方向にスクロールします。CHART_SCALEFIX、CHART_SCALEFIX_11 または CHART_SCALE_PT_PER_BAR プロパティーの値がtrue の場合には、垂直方向のスクロールも可能です。 CHART_MOUSE_SCROLL=falseの場合、マウスホイールを使用したチャートのスクロールは利用できません。 |
bool |
CHART_EVENT_MOUSE_WHEEL |
チャート上のすべてのmql5プログラムにマウスホイールイベント (CHARTEVENT_MOUSE_WHEEL) に関するメッセージを送信します。 |
bool (デフォルトはtrue) |
CHART_EVENT_MOUSE_MOVE |
チャート上の全ての MQL5 プログラムに、マウス移動イベントとマウスクリックイベントの通知を送信します(CHARTEVENT_MOUSE_MOVE)。 |
bool |
CHART_EVENT_OBJECT_CREATE |
チャート上の全てのMQL5 プログラムに、新規オブジェクト作成イベントの通知を送信します(CHARTEVENT_OBJECT_CREATE)。 |
bool |
CHART_EVENT_OBJECT_DELETE |
チャート上の全てのMQL5 プログラムに、削除イベントの通知を送信します(CHARTEVENT_OBJECT_DELETE)。 |
bool |
CHART_MODE |
チャートの種類(ローソク足、バー、またはライン)。 |
enum ENUM_CHART_MODE |
CHART_FOREGROUND |
前景の価格チャート。 |
bool |
CHART_SHIFT |
右側の境界線からの価格チャートのインデントのモード。 |
bool |
CHART_AUTOSCROLL |
チャートの右側の境界線への自動移動のモード。 |
bool |
CHART_KEYBOARD_CONTROL |
キーボード(”Home”、 “End”、 “PgUp”、”+”、”-“、”上矢印” など)を使用してチャートを管理できます。 CHART_KEYBOARD_CONTROLをfalseに設定すると、チャートのスクロールとスケーリングが無効になりますが、OnChartEvent()でキー押下イベントをを受け取ることはできます。 |
bool |
CHART_QUICK_NAVIGATION |
チャートがスペースとEnterキーの入力を傍受するのを許可してクイックナビゲーションバーをアクティブにします。クイックナビゲーションバーはマウスのダブルクリックまたはスペース/ Enterが押された後、チャートの下部に自動的に表示されます。これによって銘柄、時間枠と最初に表示されるバーの日付を迅速に変更することができます。 |
bool |
CHART_SCALE |
Scale |
int 0 〜 5 |
CHART_SCALEFIX |
固定スケールモード。 |
bool |
CHART_SCALEFIX_11 |
1:1 スケールモード。 |
bool |
CHART_SCALE_PT_PER_BAR |
指定されたスケール(バーあたりのポイント単位)。 |
bool |
CHART_SHOW_OHLC |
左上隅にOHLC値を表示。 |
bool |
CHART_SHOW_BID_LINE |
買気配値をチャートに水平線として表示。 |
bool |
CHART_SHOW_ASK_LINE |
売気配値をチャートに水平線として表示。 |
bool |
CHART_SHOW_LAST_LINE |
直近価格をチャートに水平線として表示。 |
bool |
CHART_SHOW_PERIOD_SEP |
隣接する期間の間に垂直方向のセパレータを表示。 |
bool |
CHART_SHOW_GRID |
チャートにグリッドを表示。 |
bool |
CHART_SHOW_VOLUMES |
チャートにボリュームを表示。 |
enum ENUM_CHART_VOLUME_MODE |
CHART_SHOW_OBJECT_DESCR |
オブジェクトの説明テキストの表示(全てのオブジェクトの説明が表示されるわけではありません)。 |
bool |
CHART_VISIBLE_BARS |
チャートに表示出来るバーの数。 |
int r/o |
CHART_WINDOWS_TOTAL |
指標サブウィンドウを含んだチャートウィンドウの総数。 |
int r/o |
CHART_WINDOW_IS_VISIBLE |
サブウィンドウの可視性。 |
bool r/o 修飾子 – サブウィンドウ番号。 |
CHART_WINDOW_HANDLE |
チャートウィンドウハンドル( HWND )。 |
int r/o |
CHART_WINDOW_YDISTANCE |
指標サブウィンドウの上部フレームとメインチャートウィンドウの上部フレームとの縦 Y 軸に沿った距離(ピクセル単位)。指標サブウィンドウでのグラフィカルオブジェクトの座標がサブウィンドウの左上隅を基準に設定されているのに比べ、マウスイベントでのカーソル座標は、メインチャートウィンドウの座標で渡されます。 この値は、図形オブジェクトを正しく取り扱うために、メインチャートの絶対座標をサブウィンドウフレームの左上隅を基準に設定されているサブウィンドウのローカル座標に変換するために必要とされます。 |
int r/o 修飾子 – サブウィンドウ番号。 |
CHART_FIRST_VISIBLE_BAR |
チャート上で最初に見えるバーの番号。バーのインデックスは時系列式に付けけられます。 |
int r/o |
CHART_WIDTH_IN_BARS |
チャートの幅(バー単位)。 |
int r/o |
CHART_WIDTH_IN_PIXELS |
チャートの幅(ピクセル単位)。 |
int r/o |
CHART_HEIGHT_IN_PIXELS |
チャートの高さ(ピクセル単位)。 |
int 修飾子 = サブウィンドウ番号 |
CHART_COLOR_BACKGROUND |
チャートの背景色。 |
color |
CHART_COLOR_FOREGROUND |
軸、スケール及びOHLCラインの色。 |
color |
CHART_COLOR_GRID |
グリッドの色。 |
color |
CHART_COLOR_VOLUME |
ボリュームやポジションオープンレベルの色。 |
color |
CHART_COLOR_CHART_UP |
強気ローソク足のアップバー、影とボーダーの色。 |
color |
CHART_COLOR_CHART_DOWN |
弱気ローソク足のダウンバー、影とボーダーの色。 |
color |
CHART_COLOR_CHART_LINE |
折れ線グラフの色と「同時線」日本製ローソク足の色。 |
color |
CHART_COLOR_CANDLE_BULL |
強気ローソク足の実体の色。 |
color |
CHART_COLOR_CANDLE_BEAR |
弱気ローソク足の実体の色。 |
color |
CHART_COLOR_BID |
売値レベルの色。 |
color |
CHART_COLOR_ASK |
買値レベルの色。 |
color |
CHART_COLOR_LAST |
直近の約定価格(Last)の線の色。 |
color |
CHART_COLOR_STOP_LEVEL |
逆指注文値(決済逆指値及び決済指値)レベルの色。 |
color |
CHART_SHOW_TRADE_LEVELS |
チャートでの取引レベル(ポジション、決済逆指値、決済指値及び未決注文のレベル)を表示。 |
bool |
CHART_DRAG_TRADE_LEVELS |
チャートで取引レベルをマウスでドラッグする許可。ドラッグモードの初期値は有効(true )です。 |
bool |
CHART_SHOW_DATE_SCALE |
チャートでタイムスケールを表示。 |
bool |
CHART_SHOW_PRICE_SCALE |
チャートに価格スケールを表示。 |
bool |
CHART_SHOW_ONE_CLICK |
チャートに「ワンクリック取引」パネルを表示。 |
bool |
CHART_IS_MAXIMIZED |
チャートウィンドウが最大化されている。 |
bool |
CHART_IS_MINIMIZED |
チャートウィンドウが最小化されている。 |
bool |
CHART_IS_DOCKED |
チャートウィンドウがドックされている。falseに設定されると、チャートは端末領域の外側にドラッグされて移動されることができます。 |
bool |
CHART_FLOAT_LEFT |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの左座標 |
int |
CHART_FLOAT_TOP |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの上部座標 |
int |
CHART_FLOAT_RIGHT |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの右座標 |
int |
CHART_FLOAT_BOTTOM |
仮想画面に相対したドッキング解除されたチャートウィンドウの下部座標 |
int |
ChartSetDouble() 及び ChartGetDouble()関数
ENUM_CHART_PROPERTY_DOUBLE
ID |
説明 |
プロパティ型 |
CHART_SHIFT_SIZE |
百分率で表された右境界線からのゼロバーインデントのサイズ。 |
double (10〜50 パーセント) |
CHART_FIXED_POSITION |
パーセント値で表された、左の境界からのチャートの固定位置。チャートの固定位置は、水平時間軸上の小さな灰色の三角形でマークされています。これはティック着信時のチャート右への自動スクロールが無効になっている場合にのみ表示されます( CHART_AUTOSCROLL プロパティを参照)。固定位置にあるバーはズームインやズームアウトする時にも移動しません。 |
double |
CHART_FIXED_MAX |
固定されたチャートの最大値。 |
double |
CHART_FIXED_MIN |
固定されたチャートの最小値。 |
double |
CHART_POINTS_PER_BAR |
スケール(バーあたりのポイント単位)。 |
double |
CHART_PRICE_MIN |
チャートの最小値。 |
double r/o 修飾子 – サブウィンドウ番号。 |
CHART_PRICE_MAX |
チャートの最大値。 |
double r/o 修飾子 – サブウィンドウ番号。 |
ChartSetString() 及び ChartGetString()関数
ENUM_CHART_PROPERTY_STRING
ID |
説明 |
プロパティ型 |
CHART_COMMENT |
チャート内のコメントテキスト。 |
string |
CHART_EXPERT_NAME |
指定されたchart_idを持つチャート上に起動されたエキスパートアドバイザの名前 |
string |
CHART_SCRIPT_NAM |
指定されたchart_idを持つチャート上に起動されたスクリプトの名前 |
string |
例:
int chartMode=ChartGetInteger(0,CHART_MODE); |
位置定数
ENUM_CHART_POSITION リストの 3 つの識別子は ChartNavigate() 関数の position パラメータとして使用可能です。
ENUM_CHART_POSITION
ID |
説明 |
CHART_BEGIN |
チャート先頭(最古の価格)。 |
CHART_CURRENT_POS |
現在の位置。 |
CHART_END |
チャートの最後(最新の価格)。 |
例:
long handle=ChartOpen(“EURUSD”,PERIOD_H12); |
チャート表示
価格チャートには表示方法が 3 つあります。
- バー
- ローソク足
- ライン
価格チャートを表示する特定の方法は ChartSetInteger(chart_handle,CHART_MODE,chart_mode) 関数で設定されます。ここで chart_mode は ENUM_CHART_MODE 列挙の値のいずれかです。
ENUM_CHART_MODE
ID |
説明 |
CHART_BARS |
バーの列として表示。 |
CHART_CANDLES |
日本製ローソク足として表示。 |
CHART_LINE |
終値に引かれた線として表示。 |
価格チャートにボリュームを表示する方法の指定には ChartSetInteger(chart_handle, CHART_SHOW_VOLUMES, volume_mode) 関数が使用されます。ここで volume_mode は ENUM_CHART_VOLUME_MODE 列挙の値のいずれかです。
ENUM_CHART_VOLUME_MODE
ID |
説明 |
CHART_VOLUME_HIDE |
ボリュームの非表示。 |
CHART_VOLUME_TICK |
ティックボリューム。 |
CHART_VOLUME_REAL |
取引高。 |
例:
//— 現在のチャートのハンドルを取得する |
チャート操作の例
このセクションはチャートプロパティを操作する例を含みます。各プロパティに対して、1 つまたは 2 つの完全な関数が表示されます。これらの関数は、プロパティ値の設定/取得を可能にします。これらの関数はカスタム MQL5 アプリケーションでそのまま使用することが出来ます。
下のスクリーンショットは、チャートプロパティの変更とともにグラフィックパネルの外観がどのように変化するかを示しています。「 Next 」ボタンをクリックすると、該当するプロパティの新しい値が設定され、チャートウィンドウで変更内容を表示出来ます。
パネルのソースコードは下にあります。
チャートプロパティ及びその操作に使用されるサンプル関数
- CHART_IS_OBJECT はオブジェクトが実際のチャートかグラフィックオブジェクトかを定義します。
//+——————————————————————+ |
|
- CHART_BRING_TO_TOP はチャートを他の全てのチャートの上に表示します。
//+———————————————————————-+ |
- CHART_MOUSE_SCROLL はマウスの左ボタンを使用してチャートをスクロールするためのプロパティです。
//+————————————————————————–+ |
- CHART_EVENT_MOUSE_MOVE は移動イベントとマウスクリックイベントに関するメッセージを MQL アプリケーションに送信するプロパティです(CHARTEVENT_MOUSE_MOVE)。
//+——————————————————————+ |
- CHART_EVENT_OBJECT_CREATE はグラフィックオブジェクト作成イベントに関するメッセージを MQL アプリケーションに送信するプロパティです (CHARTEVENT_OBJECT_CREATE)。
//+———————————————————————+ |
- CHART_EVENT_OBJECT_DELETE はグラフィックオブジェクト削除イベントに関するメッセージを MQL アプリケーションに送信するプロパティです(CHARTEVENT_OBJECT_DELETE)。
//+———————————————————————+ |
- CHART_MODE はチャートの種類です(ローソク足、バー、及びライン)。
//+——————————————————————+ |
- CHART_FOREGROUND は価格チャートを前景に表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHIFT は右側の境界線からの価格チャートのシフトのモードです。
//+——————————————————————-+ |
- CHART_AUTOSCROLL はチャートの右側の境界線への自動シフトのモードです。
//+——————————————————————+ |
|
|
- CHART_SCALE はチャートスケールプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SCALEFIX はチャートの固定スケールのモードです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SCALEFIX_11 は 1:1 チャートスケールモードです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SCALE_PT_PER_BAR はチャートスケールをバーあたりのポイントで指定するモードです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHOW_OHLC は OHLC 値を左上隅に表示するプロパティです。
//+———————————————————————————-+ |
- CHART_SHOW_BID_LINE は売値をチャートの水平線として表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHOW_ASK_LINE は買値をチャートの水平線として表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHOW_LAST_LINE は最終値をチャートの水平線として表示するプロパティです 。
//+—————————————————————————–+ |
- CHART_SHOW_PERIOD_SEP は 隣接する期間の間に垂直方向の区切り文字を表示するプロパティです。
//+———————————————————————————+ |
- CHART_SHOW_GRID はチャートグリッドを表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHOW_VOLUMES はチャートにボリュームを表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
|
- CHART_SHOW_OBJECT_DESCR はグラフィカルオブジェクトのポップアップ説明のプロパティです。
//+——————————————————————-+ |
- CHART_VISIBLE_BARS はチャート上表示のために利用可能なバーの数を定義します。
//+———————————————————————-+ |
- CHART_WINDOWS_TOTAL は指標サブウィンドウを含んだチャートウィンドウの総数を定義します。
//+———————————————————————–+ |
- CHART_WINDOW_IS_VISIBLE はサブウィンドウの可視性を定義します。
//+——————————————————————+ |
- CHART_WINDOW_HANDLE はチャートハンドルを返します。
//+——————————————————————+ |
- CHART_WINDOW_YDISTANCE は指標サブウィンドウの上部フレームとメインチャートウィンドウの上部フレームとの縦 Y 軸に沿ったピクセル単位での距離を定義します。
//+——————————————————————+ |
- CHART_FIRST_VISIBLE_BAR はチャート上に最初に表示されるバーの番号を返します(バーの索引付けは時系列に従います)。
//+——————————————————————————+ |
- CHART_WIDTH_IN_BARS はチャート幅をバーの数で返します。
//+——————————————————————+ |
- CHART_WIDTH_IN_PIXELS はチャート幅をピクセル数で返します。
//+——————————————————————+ |
- CHART_HEIGHT_IN_PIXELS はピクセル単位でのチャートの高さを示すプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_BACKGROUND はチャートの背景色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_FOREGROUND は軸、スケールとOHLCラインの色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_GRID はチャートグリッドの色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_VOLUME はボリュームとポジションの初期レベルの色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_CHART_UP はアップバーとその影、及び強気ローソク足の実体の縁の色です。
//+—————————————————————————–+ |
- CHART_COLOR_CHART_DOWN はダウンバーとその影、及び弱気ローソク足の縁の色です。
//+——————————————————————————-+ |
- CHART_COLOR_CHART_LINE はチャートの線と同時線の色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_CANDLE_BULL は強気ローソク足の実体の色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_CANDLE_BEAR は弱気ローソク足の実体の色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_BID は売値線の色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_ASK は買値線の色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_LAST は最後の約定価格の線の色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_COLOR_STOP_LEVEL は 逆指値レベル(決済逆指値及び決済指値)の色です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHOW_TRADE_LEVELS はチャート上に取引レベルを表示するプロパティです (ポジション、決済逆指値、決済指値及び未決注文のレベル)。
//+——————————————————————+ |
- CHART_DRAG_TRADE_LEVELS はチャートの取引レベルをマウスでドラッグする能力のプロパティです。
//+———————————————————————-+ |
- CHART_SHOW_DATE_SCALE はチャートにタイムスケールを表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHOW_PRICE_SCALE はチャートに価格スケールを表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHOW_ONE_CLICK はチャートに「1クリック取引」パネルを表示するプロパティです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_SHIFT_SIZE は百分率で表された右境界線からのゼロバーのシフトサイズです。
//+—————————————————————–+ |
- CHART_FIXED_POSITION は 百分率で表された、左の境界からのチャートの固定位置です。
//+—————————————————————————————-+ |
- CHART_FIXED_MAX はチャートの固定された最大限です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_FIXED_MIN は チャートの固定された最小限です。
//+——————————————————————+ |
- CHART_POINTS_PER_BAR はポイント単位のバーあたりのスケールです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_PRICE_MIN はチャートの最小値を返します。
//+———————————————————————-+ |
- CHART_PRICE_MAX はチャートの最大値を返します。
//+———————————————————————-+ |
- CHART_COMMENT はチャート上のコメントです。
//+——————————————————————+ |
- CHART_IS_MAXIMIZED – チャートウィンドウが最大化されている
//+——————————————————————+ |
- CHART_IS_MINIMIZED – チャートウィンドウが最小化されている.
//+——————————————————————+ |
チャートプロパティパネル
//— 制御要素のライブラリを接続する |
Originally posted 2019-07-28 21:16:46.